2005年11月15日

ライトゴロ

6月下旬に発足した新チームも、残す大会は後一つ。
チームはここまで、練習試合と公式戦を含めると多くの試合をこなしてきました。

私はスコア担当コーチの為、チーム成績と個人成績を管理しています。
多くのデータが拾い出せるのですが、一つ興味深い項目がありました。
それは
ライトゴロです。

プロ野球や高校野球なら、通常は1・2塁間をゴロで抜けた当りはヒットになる。
ライトがワンバウンドで捕るようなライナー性の当りもクリーンヒットだ。

ところが前述のような当りがライトゴロとなり、
凡退扱いとなるのが意外に多いのが小中学生の野球。

中学の野球だと塁間は大人の野球と同じ。
走力の違いもあるでしょうし、体格的にはまだ子供。
パワーも大人と比べたら非力なのは否定出来ない。

いきおい外野手の守備位置は、プロの定位置より遥かに前。
この辺りがライトゴロを生み出す要因でしょうか。

このライトゴロ、データを見ると特定の選手達に出現率が高い。
逆に言うと、ライトゴロとは無縁の選手も存在します。
それは打順と体格に表れてきます。

クリンアップの選手や、大柄の選手にはライトゴロは極端に少ないです。
これはやはり守備位置の関係でしょうね。

3番〜5番が打席に入れば、相手捕手やベンチは、外野の守備を後ろに下げる事が多い。
下位打線でも立派な体格の選手が出てくると、外野手は自然に後ろへ下がり気味になる。

ところが小柄な選手が打席に立つと、外野手は前へ出て来てしまうんですよね。
小柄ながら器用な選手が、うちのチームには複数いますが、
残念ながら彼らは今シーズン、何本もの「ヒット」 をライトゴロにされしまいました。

『非力な為に引っ張る打ち方が出来ない。』というお方もいます。
確かにそうかもしれません。でもチームとしては2塁にランナーが居る場合、
バッターが右方向へ打球を打ってくれると、とても助かります。

同じ凡退でもランナーが釘付けになるのと、3塁へ進塁させる凡退とでは、
その貢献率は大きく違ってきます。
彼らもそれを承知の上で、敢えてライト方向へ打っている部分もあります。

こうなると記録の取り扱いも難しくなる。
インプットした記録は無機質な表によって示される。
でも数字に現れない「貢献」 もあると思う。

ただこれが正当に評価されるかと言えば、それは難しいかもしれない。
監督・コーチの選手に対する印象もまちまちかもしれないし、
逆に全ての試合の全ての選手の成績を、全部記憶に留めるのは不可能に近い。

ゲンジも『ライトゴロでアウトになる位、悔しい凡退はない』
と言っています。まぁここまで、まだライトゴロはありませんが。

「進塁打」や「貢献率」 といった数値を反映させる管理ソフトもありますが、
やはり選手は「打率」と「安打数」 に拘りを持つものです。

ボテボテの当りが内野安打になり、痛烈な当りがライトゴロになる。
野球の記録というのは悩ましいですね。

右打者の場合ライトゴロを恐れるがあまり、何でも強引に引っ張るような打ち方になると、
打撃スタイルそのものを乱してしまう危険性もある。

このライトゴロ、本当に扱い方が難しいです。


posted by ドラ夫 at 22:57| Comment(26) | TrackBack(0) | 技術指導の方針とは? | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
たしかにライト前ヒットが、アウトになるのは悔しいですね。打順によるライトゴロも、言われてみるとドラ夫さんの仰る通りだと思いました。

この逆のパターン、ライトゴロを狙う守備ができると助かります。打たれたピッチャーもニッコリですし、ベンチも大盛り上がりできます。
少年野球にとって、ライトは貴重なポジションですね。
Posted by metoo at 2005年11月16日 02:17
ライトゴロ・・・。私も少年野球で初めて見ました。中学生でもあるのですね。
この間の試合は、センターゴロって言うのもありましたよ。

私はスコアの事は良く分からないのですが、ライトゴロ、せめて2塁ランナーを進める為の犠打には記録的に無理なんでしょうか?それとももう、そうなってるのかな・・・。すいません、素人で・・・。
Posted by ハッシー at 2005年11月16日 09:20
ドラ夫さんmetooさんへ
ライト線への強襲打球が転々と転がり、審判に2塁打にされ済まされ(天真爛漫クンは3塁を回った所まで走ってたにも拘らず)顔を真っ赤にして青筋立て怒ってたのを思い出します ^^

また(やった方もやられた方も貴重な体験です)痛烈なピッチャー返しがワンバンのセンターゴロに・・・其の時は1塁ベース上で座り込み後ろにひっくり返ってましたね ^^

ワンアウト:ランナー3塁の場面 3B守備でファール打球にダイビングキャッチ、しかし(セーフテイーゾーンを越えてるからと)ホームインとされた時は私も含め???でしたョ。

全てが、小学生ならではのヘンテコ?野球の思い出です。
Posted by ぶっ叩け〜!! at 2005年11月16日 09:50
私もチームの打撃成績を集計しているので、このあたりの悩みはあります。お母さん方が持ち回りでスコアブックを付けていて、自分が書き込んだものではないので、良く悩みます…。結局はスコアブックに記載されている通りの成績で集計するしかないのですがね。
うちの場合、特定の人がスコアブックを付けていないので、エラーかヒットか?の判断基準も微妙です…。
ちなみに、うちの監督さんは、数値成績を見ません。良く塁に出て走り回っている子、良く振れている子をその時によってオーダーしています。

でも子ども達って、打撃成績が気になるんですよね。向上心に繋がってくれればそれでいいと思っています。幸い、うちの監督さんは実数値成績は完全無視で、直感の人ですので助かります。
Posted by 始動者 at 2005年11月16日 10:03
ライトゴロは小学生ではあたりまえに近いですよね。
その上、強烈な当たりの方が、アウトになりやすい。
息子は左バッターなので、その当たりの心配は常にありますが、今の所、ライトゴロでアウトになった事はありません。
イメージとしては強烈な当たりならいいイメージが残りますが、記憶は曖昧で、後でスコアブックを見て、単なるアウトとされると、何か可哀想ですね。
Posted by Shin at 2005年11月16日 10:34
痛烈な当たりのライトゴロ・・・不憫ですね。
子供たちは「ヒット」を打ちたがりますから・・・
私が担当している小1・2年の試合形式の練習の時、私はレフトゴロでアウトにしてしまい、子供たちからブーイングされたことがあります。(^^;
いい当たりで筋肉が覚醒してしまい、つい・・・
Posted by さとる at 2005年11月16日 10:43
 左打者の子は、引っ張るとほとんどライトゴロになってしまうので、右に転向すると言った子もいます。
 最近、飛ぶバットのおかげで、逆に、スピードの早いゴロが増えたので、外野手の真っ正面だと、レフトゴロ、センターゴロは珍しくありませんね。ヒットでも全力走塁です。「やったーヒット!」と、喜んだ瞬間、見事な送球が一塁に来てアウト。格好悪いです。
Posted by フルコーチ at 2005年11月16日 11:56
どうしてもライトは日陰者(?)のイメージがあります。内野でエラーして、ライトに廻されるとか、低学年の子にチャンスを与えるのは必ずライトだとか、等々。
そのライトが脚光を浴びることが出来るのが、ライトゴロです。

ライトの息子は自分より後ろの当たりは必ずバンザイですが、前のゴロは得意です。思い切り良くスタートしてビシッとファーストに投げ込んでくれた時は、唯一の至福の時です。

打撃の話の時に守備の話を書いてしまって恐縮です。
Posted by 星 十徹 at 2005年11月16日 12:04

記録の解釈ですが、これも野球の一つですから、凡退は凡退だと思いますね。ライトゴロだけ特別扱いすると、あれもこれも際限が無いと思います。書かれているように、ボテボテの当りが内野安打になるのも野球ですから。
Posted by パームボール at 2005年11月16日 13:01
ライトゴロは打ったほうは悔しいですが、守っている側は盛り上がります^^ ですから星十徹さんの仰る事はよくわかりますねー
本当に正面の当りですと、相当な俊足でもアウトにされてしまいます。それくらい前で守っているという事ですね。
Posted by 棒銀 at 2005年11月16日 13:12
うちの子は先日の試合でライトゴロに倒れました(泣) でも監督から「ナイスバッチ! 惜しかったな!」と言われたのが救いでした! でもやっぱり悔しいです!
Posted by ハチロー at 2005年11月16日 13:15
さすがに中学でも2年生のこの時期にはライトゴロもあまり見なくなりますが、1年生などはライトゴロ、センターゴロは当り前です。
先日の1年生の試合で、センターゴロを見事にくらった我がチームは、その裏今度はライトゴロに仕留めるチャンス!・・・と思ったその瞬間、ライトが慌てたのか、きれいなトンネル。それが決勝点で負けました。
Posted by 少年野球コーチ at 2005年11月16日 13:45
metooさん こんばんは。

>少年野球にとって、ライトは貴重なポジションですね。

その通りだと思います。私の知り合いの高校野球指導者は、『レフトは打撃優先のポジション、少々守備に難があっても、バッティングに魅力がある子はレフトで使う。基本的なフライが捕れればOK。だがライトはそうはいかない。守備に不安のある子にライトは任せられない。』

との見解を示してくださいました。どのポジションも大事ですが、ライトを軽視してはいけませんね。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:01
ハッシーさん こんばんは。

犠打は送りバントかスクイズ、3塁ランナーが生還した犠牲フライしか犠打の扱いにはならないんですよね。
ランナーを進める為のチームバッティングも、打者走者がアウトになるか、他のランナーがフォースアウトになると凡退になってしまいます。
これがルールですから仕方ないですね(^^;
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:06
ぶっ叩け〜!!さん こんばんは。

「グランドルール」には泣かされる時、助かった時。それぞれが有りますよね^^
中学ではほとんどの公式戦は球場で行いますが、練習試合では相手の校庭で行う事も多いです。
そんな時は結果に悲喜交々ですよ^^
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:10
スコアの記入はスコアラーの判断に委ねられますが、根本的なルールに精通していないと、後々面倒な事もありますよ。基準はなるべく均一なのが望ましいですが、チーム事情もありますから仕方ないかもしれませんね。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:12
Shinさん こんばんは。

「記録より記憶」 という言葉もありますが、やはり選手や親にしてみれば、記録に無関心ではいられませんね。でもうちの息子は全く無関心ですよ。昨年はほとんどの部門でチーム1でしたが、無頓着すぎて張り合いが無いくらいです^^
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:16
さとるさん こんばんは。

レフトゴロですか! さすがにそれは滅多にありませんよね^^
ブーイング、その場面では仕方ないでしょう。。。
相手は子供ですからね^^
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:18
フルコーチさん こんばんは。

小学生の場合はまだ塁間が短いですけど、中学は長いのでご指摘のように、外野にボールが行ったからといって、油断して走る訳にはいきませんよね。それにしてもレフトゴロでアウトになるのは、相当悔しいでしょうね・・・
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:21
十徹さん こんばんは。

肩の強いター君には、ライトゴロは絶好の見せ場ですね! 上のコメントにも書きましたが、近年はライトの重要性を唱える方も増えてきました。
うちの息子も部活では時々ライトを守りますが、難しいポジションだと常に言っていますね。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:24
パームボールさん こんばんは。

記録は公平さが求められますから、毅然とした気持ちで事実を記入する必要がありますね。
それでこそ「記録」の意味合いがあるのだと思います。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:26
棒銀さん こんばんは。

相手の外野が小バカにしたような感じで、内野のすぐ後ろにまで前へ出てくると、「意地でも外野を越えろ!」 とつい熱くなりますが、そういう時に限ってボテボテを打つ選手が多いです。。。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:30
ハチローさん こんばんは。

それは配慮の行き届いた監督さんですね^^
選手も癒されると思います。記録はアウトでも、心の中では立派な「ヒット」だと思います!
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:31
少年野球コーチさん こんばんは。

勢い余って突っ込むと、思わぬトンネルがありますよね〜
しかも内野は念入りにグランド整備しても、外野は放置したまま。という所も結構ありますから、外野手も結構苦労すると思いますよ。
Posted by ドラ夫 at 2005年11月16日 19:34
>中学の野球だと塁間は大人の野球と同じ。
>いきおい外野手の守備位置は、プロの定位置より遥かに前。
この辺りがライトゴロを生み出す要因でしょうか。
>クリンアップの選手や、大柄の選手にはライトゴロは極端に少ないです。
これはやはり守備位置の関係でしょうね。

質問です。
中学軟式の場合、ライトの定位置はどのあたりなんですか?
私は中学硬式しか知らないのですが、硬式の場合、大抵、ダイヤモンドとフェンスの中間あたり(本塁から60m〜65m付近)が定位置だと思います。やはりプロよりも前ですね。
力のない当たりで1-2塁間を抜けてもライトがダッシュし1塁へ送球しますが、大抵間に合いません。それでもライトゴロアウトは一試合に2,3回あります。それは、大抵左打者のいい当たりが正面をついているからなんですよ。
ですので、ドラ夫さんのコメントがちょっと理解できないでいるんです。
Posted by 質問でーす at 2005年11月17日 13:16
こんばんは。質問の返答ですが^^

これは本当にあった話なんですが、うちの1年生で身長が145センチ位の選手がいます。今は控えの選手なんですが、その子を代打で起用した時、相手の外野はセンターがセカンドキャンパスのすぐ後ろ。レフトはショートのすぐ後ろ、ライトも同じくセカンドのすぐ後ろ。という守備位置にしました。

一見相手を小バカにしたというか、おちょくるような守備隊形ですよね? これは極端な例ですが、これと似たような事はよくあるんですよ。

仰るように、クリンアップの痛烈な当りのライトゴロもあります。「極端に少ない」と書いたのは、前述のような意図的な前進守備は少ない。という意味合いから書いたのですが、少々曖昧な表現だった事はお詫びします。


Posted by ドラ夫 at 2005年11月17日 22:05
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