前回の続きです。
2002年11月
この年最後の試合は終わったが、引き続き週末のチーム練習は続いていた。
翌年は6年生のみのAチームと、5年生以下のBチームの2チーム編成。
この年4年生のゲンジは、Bチームの投手候補の一人。
当然ながら練習の比重は、投手練習が主となる。
球のスピードは見劣りするも、コントロールは及第点。
この場合、短所である球速アップに目が行ってしまう。
学童野球は変化球は禁止。それ故に、スピードは大きな武器となる。
だがスピードを上げると言っても、具体的にどうすればいいのか?
筋力トレーニングなどで球速アップも望めるかもしれないが、
小学4年生の子供に、そうしたトレーニングは知識がないと抵抗を感じた。
ある程度、身体が出来上がれば検討するが、当時はまだそこまでは踏み切れなかった。
翌年の開幕までにはまだ時間がある。だが、冬の豪雪時期を考えると、
充分な実地トレーニングを積むには、雪融けの春まで待たなければならない。
思ったほど時間は無い。というのが本音でした。
何も焦る必要は無い。と思われるかもしれませんが、
この時は焦ってしまう理由がありました。それは・・
もう一人の投手候補が、一つ下の3年生の子だったからです。
この時点での投手としての実力は、その3年生の子のほうが上回っていました。
体格ははるかにその子のほうが小さいのですが、スピードのある球を投げます。
マウンド捌きも余裕があり、いわゆるセンスの有る子でした。
監督もその子のほうをメインと考えているようで、二人で競わせて育成する方針。
こうなると、なんとか投手としてモノにさせたいと思うのが親の気持ち。
今まではどちらかと言えば、一つ上の学年の子がライバルでした。
ところが今度は年下の子がライバル。 まぁライバルといっても
投手としてエースの座を争うライバルで、投げない時はショートのポジションが
確保されていましたから、試合に出るという事に関しては問題なかったのですが。
だが年下に負ける訳にはいかない!
という気持ちが、親の私のほうに強くありましたので、
前述のような焦りを生んだのかもしれません。
冬が近づいていた頃でしたので、夕方は暗くて外での練習は出来ません。
学校から帰宅後、少しでもピッチング練習が出きるよう、
庭にピッチングネットを置いたのもこの頃でした。
新品のボールを3ダース用意し、一人で練習が出来るよう準備をしました。
私が帰宅するまで、ゲンジは一人で投球をし、夜には室内でシャドーピッチング。
打撃でポジションを獲り、クリンアップを任されたのもつかの間。
今度は「エースの座」を求めて、新たな目標に向かって、個人練習は続きました。
続きは後日。
2002年11月
この年最後の試合は終わったが、引き続き週末のチーム練習は続いていた。
翌年は6年生のみのAチームと、5年生以下のBチームの2チーム編成。
この年4年生のゲンジは、Bチームの投手候補の一人。
当然ながら練習の比重は、投手練習が主となる。
球のスピードは見劣りするも、コントロールは及第点。
この場合、短所である球速アップに目が行ってしまう。
学童野球は変化球は禁止。それ故に、スピードは大きな武器となる。
だがスピードを上げると言っても、具体的にどうすればいいのか?
筋力トレーニングなどで球速アップも望めるかもしれないが、
小学4年生の子供に、そうしたトレーニングは知識がないと抵抗を感じた。
ある程度、身体が出来上がれば検討するが、当時はまだそこまでは踏み切れなかった。
翌年の開幕までにはまだ時間がある。だが、冬の豪雪時期を考えると、
充分な実地トレーニングを積むには、雪融けの春まで待たなければならない。
思ったほど時間は無い。というのが本音でした。
何も焦る必要は無い。と思われるかもしれませんが、
この時は焦ってしまう理由がありました。それは・・
もう一人の投手候補が、一つ下の3年生の子だったからです。
この時点での投手としての実力は、その3年生の子のほうが上回っていました。
体格ははるかにその子のほうが小さいのですが、スピードのある球を投げます。
マウンド捌きも余裕があり、いわゆるセンスの有る子でした。
監督もその子のほうをメインと考えているようで、二人で競わせて育成する方針。
こうなると、なんとか投手としてモノにさせたいと思うのが親の気持ち。
今まではどちらかと言えば、一つ上の学年の子がライバルでした。
ところが今度は年下の子がライバル。 まぁライバルといっても
投手としてエースの座を争うライバルで、投げない時はショートのポジションが
確保されていましたから、試合に出るという事に関しては問題なかったのですが。
だが年下に負ける訳にはいかない!
という気持ちが、親の私のほうに強くありましたので、
前述のような焦りを生んだのかもしれません。
冬が近づいていた頃でしたので、夕方は暗くて外での練習は出来ません。
学校から帰宅後、少しでもピッチング練習が出きるよう、
庭にピッチングネットを置いたのもこの頃でした。
新品のボールを3ダース用意し、一人で練習が出来るよう準備をしました。
私が帰宅するまで、ゲンジは一人で投球をし、夜には室内でシャドーピッチング。
打撃でポジションを獲り、クリンアップを任されたのもつかの間。
今度は「エースの座」を求めて、新たな目標に向かって、個人練習は続きました。
続きは後日。
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気が休まる暇ありませんね。
しかも心配性。
ドラ夫さん自身、気が気でなかったでしょう。
ゲンジ君は期待に応えてくれました。
庭にネットは羨ましい環境ですね。我が家は団地ですし、おまけに近所に壁当てをできる外壁もありません。私が小学生の頃は、暇さえあれば、自分の家の駐車場から、その向かいにあるアパートの壁に向かってボールを投げていました。
投球練習、グラブ捌き、リズム、全てその練習で会得しました。
どこかにいい壁がないかといつも思っています。
常に目標を置いて、それに向かってつき進む。
今更ながら頭が下がります。 この後の展開が気になるところです。
私も少しは放っておけばいいのですが、どうもそれが出来ません(^^;
これも性分なんですかね?^^
投手というポジションは、行き当たりばったりでは務まらないですよね。本人の適性もあるかもしれませんが、やはりそれなりの準備をして挑まないと、後々苦労しますから。
シャドーは私が帰宅後、室内練習のメニューでした。
これからおいおい、投手関連の事は書いていきますが、6年生の時には投手から外れる事になります。
他の選手に追い越されるのですが、その後も投手関連の練習を続け、現在に至っています。
今では変化球がかなり曲がりますよ^^ 捕手の兼ね合いもありますが、来年には再びマウンドに立つ日がくるかもしれません。
>目標を持って動くのは、とても大事な事なんですね
そうですね。正に原点だと思います。野球だけではなく、全ての面において大切な事ですよね。
年下の子を意識したのは、この時の投手争いだけでしたね。今から振り返れば良い経験でした。
練習環境の件、都市部ですと壁当ての場所すら、確保が困難ですか。田舎はその点は恵まれていますよね。
小学校の校舎に壁当てじゃ、怒られますかね?^^
ネットが置ける環境でしたら、置いたほうが練習にも幅が生まれると思います。
近所の件、騒音の事ですか? 木製のバットなら幾らか静かですよ。投球練習なら騒音の問題は無いですすし。
でも暴投して、隣の庭へボールが行ったら困りますが^^
やはり目標というか、ライバルがいたほうが、色んな面で伸びますよね。そうした存在で発奮し、努力するものだと思います。何もかも全てがうまくいくなら、誰も苦労はしないかもしれません^^
おそらく高校3年の夏が終わるまで、自主練は続くでしょうね。 そうあってほしいと願ってます。どうなるかは分かりませんが^^
やっとティーネット購入したと言うか、させられたのですが、すぐに飽きるだろうと思っていたら
自分からすすんで「やろう!」と言って来ます。
この週末に5年生が2人入る予定。1人はテニスをずっとやっていて肩が強くて、元気もある。もう1人は、野球経験者で体格が良いそうです。
現在、5年生8人。そこに4年生が加わってレギュラー争いを繰り広げていたのですが、新たに入団する2人によって、今いるメンバーが更に奮起してくれて良きライバルになってくれたらな〜と思っています。
息子さん、ネットの購入で一層気合が入っているみたいですね^^
新規に2名加入ですか。競争相手が増えるのは、チーム力のアップにも繋がります。彼らの影響で、既存選手の闘争心が増すといいですね^^