2005年08月23日

意気消沈

前回の続きです。

2002年10月

紅白戦で初めて、実戦形式のマウンドに上がった息子ゲンジ。
結果はメッタ打ちをクラってしまう。

監督はコントロールの良さを指摘してくれ、一定の評価を貰ったが、
当のゲンジは意気消沈。 自信を失い落ち込んでいる。

翌年の投手候補は二人。もう一人の子はこの日、好ピッチングを披露。
しかも一つ年下の3年生だ。これもゲンジは頭にあるのだろう。

元々、野球を始めるまでは引き篭もり気味の性格。
根がそうした性格なので、自分に自信を持つという事が出来ないでいる。

ドラ夫はここが肝心と、ゲンジを激励した。
監督に言われた事も大袈裟に褒めてやる。
ところがゲンジは終始うつむき気味・・・・

「どこが自分でダメだと思った?」 と質問。

「・・・ やっぱりスピードが無いのがダメなんかなぁ・・」 とゲンジの返答。

「じゃあこれからの目標が出来たやん。スピードを出す練習をしていこうよ。」

「そうだね・・ でも僕がピッチャーでホントにいいの?」


これにはドラ夫も困ってしまう。
そもそも投手というポジションは、本人に明確なやる気が無いと務まらない。
監督の推薦とはいえ、本人が弱気のままでは大任は任せられない。

この時のゲンジは本当に投手への拘りがあるのか?
そこでドラ夫は提案した。

「今日はまだ初めてだから無理もない。しばらく努力してみようよ。色々と試しながら練習をして、それでダメだったらピッチャーを降りればいい。 だから今日の結果だけで落ち込むのはもう止めよう。」

ようやくゲンジも少し笑顔が戻り、黙って頷いていた。
本当なら負けず嫌いの、闘志を前面に出す性格の子になってほしいが、
こればかりは仕方ない。野球を通じて少しでもそれに近づければ良いのだが。

しかしこれで当面の目標が定まった。『スピードアップ』
これに親子で挑戦する事になるのだが、当時のドラ夫はゲンジの長所である、
コントロールの良さ。という項目を全く軽視してしまった。

これがこの後、様々な苦労を引き起こす遠因となったのかもしれない。

続きは後日。
この記事へのコメント
よく判ります。いわゆる、「あちらを立てれば、こちらが立たず」という事でしょうか?
4年生の子に、あれもこれもと習得させようとすると、元々の部分まで崩れるんでしょうか?
すみません、私の推測の話でした。間違っていたら勘弁ください^^
Posted by パームボール at 2005年08月24日 07:14
この時の励ましが無かったら、その後のゲンジ君の野球人生も違っていたかもしれませんね。
一方では「見切りの早い」指導者もいます。やはり選手は良い指導者との出会いも必要なのかもしれませんね。
Posted by 月影のオヤジ at 2005年08月24日 10:04
 打てない早さの球を投げれても、ストライクが入らなければお話にならない。多少、打たれてもコントロールの良い子の方が、試合が作れる。と、いうのは大人の考えであって、「ストライクだから打たれたんだ、気にするなよー!」と、慰められてもピッチャーにとっては、やはり打たれるのはやな気持ちですね。
 合宿中に、6年vs5年で紅白戦をやりました。日頃、四死球連発の5年エース君は、荒れることなくコントロール良く投げたのですが、逆に、バッティングの良い6年にボコボコに打たれてしまいました。
 指導者:「四球ゼロじゃないかぁー、ナイスピッチング」
 エース:「どこがぁ〜 ボコボコに打たれちゃったじゃない。6年生に投げたくない!」
 指導者全員で寄ってたかって慰めました。気持ちは判る。
Posted by フルコーチ at 2005年08月24日 11:39
ちょうどうちのチームの4年生が、来期に向けてのピッチング練習を始めたところです。
まだ右往左往している状況ですが、皆必死で頑張ってますよ(笑)彼らがどんなふうに成長していくか? ゲンジ君と重ねて見ていきたいと思います。
Posted by 棒銀 at 2005年08月24日 13:16
沢山ヒットを打たれので、落ち込むのは当然かもしれませんね。
逆にケロッとしている子のほうが不気味かも?^^

ただ球速を上げるのは一朝一夕とはいきませんよね。
ドラ夫さんがどんな方法で、この課題に向かったのか?興味があります。
Posted by ズンドコ節 at 2005年08月24日 16:39
大事なのは緩急だと思います。
Posted by O-23 at 2005年08月24日 18:30
パームボールさん こんばんは。
いえ、間違っていませんよ、概ねその方向で話は進んでいきます(^^;
今後も期待してください!
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 18:54
はじめまして。いつも興味深く読ませていただいています。
ウチの息子は今小6ですが、4年生からピッチャーをしています。
球はそこそこ速いのですが、コントロールがびっくりするくらい悪く、何度も試合をぶち壊してきました。(T_T)
私は速い球を投げることより、まずコントロールをつけることを練習したほうがいいのでは?と言いましたが、ダンナは「まずは正しいフォームで思いっきり投げること。そのあとでもコントロールはいくらでも付けられる。コントロールをつけた後に思いっきり投げるようにしてもスピードは上がらない。」って言います。
難しいですね。
Posted by ままさん at 2005年08月24日 18:56
月影のオヤジさん こんばんは。
見切りの早い人は確かにいますよね。会社にもいませんか?^^
私はすぐには見放さない性格かもしれません。
やるべき事をしないまま、諦めるのはどうかな? と思うクチですね。
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 18:57
フルコーチさん こんばんは。
その5年生の子の気持ち、よくわかりますよ〜
日頃四球が多いのに、制球が良い時に限って打たれてしまう。
野球は本当に一筋縄にはいきませんね^^
逆に育て甲斐もあるのかもしれませんが。
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 19:00
棒銀さん こんばんは。
そうですか、そちらのチームも来期への視野に立ち、投手育成に入られましたか^^
バッテリーがしっかりしないと、ゲームの組み立てが難しいですからね。うまく育つといいですね。
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 19:03
ズンドコ節さん こんばんは。
まさしく一朝一夕といきませんね。
持って生まれた素質も、球速では大事かもしれません。
ただ以前、立花氏が先天的部分は10%。残りの90%は後天的ものでも、球速はある程度早くなる。と論じておられましたので、やはり理に適ったトレーニングを積むのも大事なんですね。
諦めずに続けていきたいと思ってます^^
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 19:08
O-23さん こんばんは。
そうですね。幾ら球が速くとも、そればかりですと打者も慣れますよね。
うちはストレートを見せ球にして、変化球の精度で勝負する配球を考えています。
中学になると変化球解禁ですから、色んな部分で幅が出来ますね。
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 19:12
ままさん はじめまして。コメントありがとうございます。

息子さん、球速があるなんて大きな武器じゃないですか^^
丁度うちのゲンジと逆のパターンになりますね。
小学生ですと、制球と球速を兼ね備えている子は少ないかもしれません。そうした投手を擁するチームは強いでしょうね。
短所を直すか、長所を伸ばすか? 旦那さんは旦那さんのお考えがあるようですし、私もその方針は悪くはないと思いますよ。
うちはこの後、短所を直す方向でかなり苦労しましたからね^^

今後もよろしくお願いします。
Posted by ドラ夫 at 2005年08月24日 19:18
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