2006年12月30日

ペナルティの降格

前回の続きです。

2003年9月

『ゲンジは8番に下げます』

監督の口から思いがけない言葉が出た。
コーチも呆気に取られていた表情。

近くで道具の整理をしていた私の耳にも、当然ながらこの言葉が入ってくる。
私は平静を装っていましたが、内心はその理由が知りたかった。
その想いを察したのか? 監督が私を呼び寄せた。

監督 :『先日の試合、ゲンジは私の【待て】のサインを無視しました』

制球に苦しむ相手投手と対峙し、カウント1−3からの5球目。
【待て】のサインが出たはずを、ゲンジは強振。
結果はファーストライナーでダブルプレー。一瞬にしてチャンスが消えた。

その時のエントリーはこちら↓
http://syounenyakyu20.seesaa.net/article/26234328.html

監督 :『本来なら、ああいうプレーをした選手、次の試合はベンチです。』
    『しかしゲンジを外すのも何かと大変なのも事実。』
    『他に当ってきている選手もいますから、次の試合はゲンジを8番にします。』

私は即座に納得した。ようするにペナルティの意味合いがある。
あの試合後、直接にはサイン無視の話は出なかった。
だが監督も、それをそのまま捨て置くのもダメだと思ったのだろう。

他の選手への示しもある。サイン無視をしたゲンジも悪い。
スタメン落ちにならなかっただけ、まだマシかもしれない。

私はこれらの事を監督に告げ、全て納得した旨を伝えた。

監督 :『ゲンジには何故打順が下がるのか、サイン無視の件と共に私から話をします。』

『ゲンジを出せ』コールが保護者から沸き起こり、
そのゲンジを投手起用しないと明言。
更にはペナルティからの打順降格・・

私とゲンジにとって、まずは信頼を取り戻す必要性を感じた局面。
次の試合は是が非でも、ヒットを打つのが至上命題となった。

私は俄然気合が入った。『よし! 見ていろよ!』という心境。
気持ちを切り替え、次の展開に持ち込む構想を練り始めた時、
別の役員がその場に現れた。

『大会の組み合わせが決まったので、一応こんな感じですが・・』

そこには8チームでのトーナメント表が書かれていた。
我がBチームの初戦の相手は・・

隣市最強のAチームでした。

顔がこわばる監督。コーチ。そして私・・・

続きは後日。

この記事へのコメント
おぉ、ホントに年末スペシャルなのかも!?それとも年末年始スペシャル? 

前から思ってましたが、監督さんは本当に信念の人って感じですよね。とても好感が持てます。
8番降格を伝えられたとき、ゲンジ君がどんな反応をしたのか、それが気になります。
Posted by かに at 2006年12月30日 23:10
そうか!サイン無視のペナルティ。それがありましたね。今までの話の流れをおさらいするとより楽しめるというわけですね。

ところで…
せめてこの数回は「続きは後日」じゃなくて「続きは明日」になりませんか〜?
Posted by K太父 at 2006年12月30日 23:11
なんだか、強豪相手の様子。。。。。
8番降格になったゲンジ君の動向が気になります。
この話し、来年に持ち越しですかぁ〜!?
Posted by リナケイパパ at 2006年12月30日 23:38
リクエストにお応え頂きありがとうございます!
いや〜連日ゲンジ物語を楽しめるって良いですね〜
こんなにスッキリするとは思いませんでした^^

素晴らしい監督さんだと思います。
あの日のブログには、皆さんから反感を浴びそうだったのでコメントしませんでしたが、私はサイン無死の常習犯でした。「待て」のサインなど守った事がありません。その代わり自分で考えて流し打ちをしたり、バントをしたり、怒られるのをわかっても、自分の考えを監督に伝えて、自分の野球にこだわりました。
その内に監督さんから「お前に任せる」のサインを頂ける様になり、自分が何をしなければ良いのか考えながらプレーをさせてもらいました。
今思い出だすと、間違った自分を長い目で見てくれた監督さんに感謝です。
Posted by metoo at 2006年12月31日 03:45
サイン無視のペナルティなんですね

わたしの考えでは試合に出るのだからペナルティになるのかな? ならないと思います。

4番だろうと、9番だろうと 試合に臨む気持ちは変わっててはいけないと思う。打順が8番に下がったから どうのこうのなんて ベンチに居る子に失礼な考え方だと思います。

この采配は監督さんと私の考えは違いますね。
Posted by ケロの父 at 2006年12月31日 07:56
選手にペナルティの意味をキチンと説明してくれる。筋の通った監督さんですね。
この後の展開...楽しみです。
Posted by とぉたろ〜。 at 2006年12月31日 08:05
ペナルティだったんですね。
うちのチームはほどんどやらないなぁ。(やってほしいんだけど)
こういうことを経験することでまた成長するんでしょうね。
Posted by Fastballer at 2006年12月31日 09:46
実はうちもそういう事がありました。

前回まで縦カーブを武器にしてきた投手でしたが
ひじをやられてしまい、しばらく投げられない
状況が続いたんです。そして今では同じチームの
身長が20センチくらい差があるのに、
球速は10キロも違う。という事態に陥ってしまいました。今では捕手をしていますが・・
ちなみに中学は野球部&空手に専念するので
野球の軟式チームへの入団はやめるようです。
どちらにしても頑張ってほしいものです・・
Posted by ナルト(?) at 2006年12月31日 13:16
続きが楽しみです。

今年はいろいろとお世話になりました。
また来年もご指導ご鞭撻どうぞよろしくお願いいたします。
来年もご家族の皆様にとって良い年でありますように。
Posted by baseball-oyaji at 2006年12月31日 17:18
かにさん こんばんは。

ちょっとこのカテが予定より遅れ気味でして^^

監督は筋が通った方でしたね。まぁこの後色々あるんですが^^

Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:30
K太父さん こんばんは。

『続きは明日』と断言すると、翌日の絡みもありまして^^
絶対にエントリー出来る。という保証がありませんから (^^;
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:32
リナケイパパさんこんばんは。

続きは近日中には書きます。正月は色々とありまして^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:33
metooさん こんばんは。

そうでしたか^^ サイン無視の常習者^^
現クラブの監督は、『サインが出ても、自分の感性でこれだ! と思ったら、そのプレーをしてもいい』
こう仰ってます。

送りバントのサインでも、極端に相手が前進してきたら、強行でもいい。そういう感じです。

後は選手の実行力ですかね^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:37
ケロの父さん こんばんは。

この場合、色んな考えがあっていいと思います。
ケロの父さんの言われる事も、ごもっともの部分があると思います。
色々と難しいですね^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:39
とぉたろ〜。さん こんばんは。

説明をしない指導者もいるかもしれません。
それでもいいと思います。
この監督さんは、きっとこういう主義なんでしょう。
これも有りだと思います。^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:41
Fastballerさん こんばんは。

ゲンジにとってはいい教訓だったでしょう。
これも勉強の一つですね^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:44
ナルト(?)さん こんばんは。

スポーツには故障もつきものですし、それによってその後の展開が変わるのもありますよね。

空手と野球、是非とも両立させてください^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:47
baseball-oyajiさん こんばんは。

2年生になる息子さん、更なる飛躍を念じております。
来年もよろしくお願いします。

Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 19:48
監督となった今、違う意味でも勉強になります^^続きがまたまた気になります^^
Posted by Shin at 2006年12月31日 22:05
Shinさん こんばんは。

そうでしたね。監督の視点。保護者の視点。コーチの視点。
皆それぞれ立場が違いますし、見方も様々ですよね^^
Posted by ドラ夫 at 2006年12月31日 22:13
新年あけまして おめでとうございます。

今年も宜しくお願いいたします。
Posted by ケロの父 at 2007年01月01日 00:02
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