前回の続きです。
2003年9月
繰り出す投手がことごとくストライクが入らず、
四球を与え続けてスコアは1対12・・
この惨状に応援席からは『ゲンジを出せ』コール。
親としては複雑な心境ではありましたが、
内心は『時既に遅し』の感。
ここでの登板は敗戦処理のようなもの。
まして投手候補から外した監督にしてみれば、
今更この場面でゲンジをマウンドに送るとは考えにくい。
長い相手の攻撃がようやく終り、3回表の我がチームの攻撃。
監督が円陣を組ませ、皆に指示と檄を飛ばす!
選手が掛け声をして円陣が散らばった時、
監督がゲンジに声をかけた。
『次の回、行くぞ!』 とピッチャーのジェスチャー。
ゲンジは黙って頷いた。
背に腹は代えられないのか、確かに他に投げる子がいないのは分かるが・・
しかし久しぶりにマウンドに上がる姿が見られる。
そう思うとさっきの気持ちはどこへやら。
敗色濃厚の試合展開だけに、私の興味はその1点に絞られた。
だがその希望も打ち砕かれる。
主審がベンチ前に歩み寄り、『最終回です。』と監督に告げた。
そう、相手の攻撃が長すぎてしまい、規定時間が迫っていたのです。
先攻の我がチームはこの回、11点を奪わないと負けになる。
これはかなり厳しい。
こうなればゲンジの登板は諦めるとして、なんとか一矢報いてほしい。
打順は8番から。だが簡単に2アウト。
打席には1番バッター。しかしこれも倒れてしまいゲームセット。
2番打者以降は2度目の打席に入る事なく試合を終えた。
「勝って当たり前」 そう皆が思っていた相手にまさかの大敗。
期待された投手陣も総崩れ。打線も沈黙。
そしてゲンジのサイン無視。
スタンドの保護者も、何やら言いたげのお方が多数。
2週間後には自チームが主催の大会も控えている。
試合後に一騒動が起きるとは、この時思ってもみなかった。
続きは後日。
2003年9月
繰り出す投手がことごとくストライクが入らず、
四球を与え続けてスコアは1対12・・
この惨状に応援席からは『ゲンジを出せ』コール。
親としては複雑な心境ではありましたが、
内心は『時既に遅し』の感。
ここでの登板は敗戦処理のようなもの。
まして投手候補から外した監督にしてみれば、
今更この場面でゲンジをマウンドに送るとは考えにくい。
長い相手の攻撃がようやく終り、3回表の我がチームの攻撃。
監督が円陣を組ませ、皆に指示と檄を飛ばす!
選手が掛け声をして円陣が散らばった時、
監督がゲンジに声をかけた。
『次の回、行くぞ!』 とピッチャーのジェスチャー。
ゲンジは黙って頷いた。
背に腹は代えられないのか、確かに他に投げる子がいないのは分かるが・・
しかし久しぶりにマウンドに上がる姿が見られる。
そう思うとさっきの気持ちはどこへやら。
敗色濃厚の試合展開だけに、私の興味はその1点に絞られた。
だがその希望も打ち砕かれる。
主審がベンチ前に歩み寄り、『最終回です。』と監督に告げた。
そう、相手の攻撃が長すぎてしまい、規定時間が迫っていたのです。
先攻の我がチームはこの回、11点を奪わないと負けになる。
これはかなり厳しい。
こうなればゲンジの登板は諦めるとして、なんとか一矢報いてほしい。
打順は8番から。だが簡単に2アウト。
打席には1番バッター。しかしこれも倒れてしまいゲームセット。
2番打者以降は2度目の打席に入る事なく試合を終えた。
「勝って当たり前」 そう皆が思っていた相手にまさかの大敗。
期待された投手陣も総崩れ。打線も沈黙。
そしてゲンジのサイン無視。
スタンドの保護者も、何やら言いたげのお方が多数。
2週間後には自チームが主催の大会も控えている。
試合後に一騒動が起きるとは、この時思ってもみなかった。
続きは後日。