2006年04月07日

緊急登板

前回の続きです。

2003年6月

怪我によるアクシデントで先発のY君、リリーフのC君が揃って負傷。

二人共出血を伴っていたので、大事をとってベンチへ退く事に。
代わりのピッチャーを誰が務めるのか?

監督が主審に選手の交代を告げた。
やはりというか、予想通りというか。
ゲンジがマウンドに向かいました。

前試合で完投しており、ここは本来なら登板は避けたいところ。
だが事情が事情なので、この采配はいた仕方ないか?

KコーチはY君以外に、もう何人かピッチャーをさせたい選手をピックアップしていたようだが、
この場面でテストするわけにはいかないだろう。

そうなると、消去法でいけばここはゲンジしかない。
だが親としては少し心配でした。

球数、心の準備、逆転のピンチの場面、過酷な状況でどう投げるのか?
無死1・3塁 4対4で試合再開。

セットポジションから投じた第1球はストライク。
前試合と同様、すり足投法で挑むゲンジ。

続く2球目。ここで相手はスクイズ!
ゲンジは全く動けず、打者走者も1塁セーフ。
ついに逆転を許してしまった。

Aチームの監督の戦術も巧みだ。
相手が浮き足だっていると見るや、小技を絡ませてくる。
経験不足のBチーム、ここが踏ん張りどころ。

同門対決が故に、絶対負けられないAチーム。
この後もなりふり構わぬ攻撃を仕掛けてくる。

まずはダブルスチールで無死2・3塁。
続くバッターはバントの構えで揺さぶり。
スクイズをやるかに見せかけ、ゲンジを翻弄。

四球で満塁。よく考えると、この回はまだヒットを打たれていない。
こちらの四球で自滅しているだけ。

緊急登板のゲンジ、早くも肩で息をしている。
イニングはまだ3回。

次打者に投じた不用意な棒球。すーっとド真ん中に吸い寄せられる。
快音を伴った打球はセンターの頭上を越えていった。

ランニングホームラン。

ここで勝負あったという感じ。
だがまだ試合は終わっていない。終わるまで誰かが投げ続けなければならない。

気を取り直して再スタート。そう思った直後、
目の前に見えた光景は?

『ゲンジ・・・』 私の背中に戦慄が走った。

続きは後日。


広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。